川越大師

川越大師は、喜多院で有名な天台宗の寺院です。その建物のほとんどが重要文化財に指定され、徳川家とのゆかりが深いお寺として知られています。ここは正月にはだるま市、春には桜まつりが開催され、多くの人が訪れる川越市内有数のお寺です。建物以外にも貴重な工芸品などが多く所蔵され、歴史的価値も高くなっています。また普段からも子どもたちの七五三などで訪れる市民も多く、歴史的価値を有しながらも地域に密着したお寺といえるでしょう。自然も多く、春には桜、初夏には新緑、秋には紅葉が見られ、四季折々の観光客や行楽客でにぎわいます。

 

喜多院の内部には、徳川家ゆかりのお寺といわれるにふさわしく、江戸城から移築された客殿「家光誕生の間」や書院「春日局化粧の間」などがあります。客殿の天井には81枚もの花模様があり、とても美しく仕上げられています。また立派な甲冑が置かれ、ふすまには墨絵の山水が描かれて、江戸の歴史を肌で感じることができるでしょう。書院は比較的簡素な造りになっていて、徳川家光の乳母である春日局の面影を垣間見ることができるかもしれません。この客殿・書院とも、国の重要文化財に指定され川越有数の観光スポットであるとともに、歴史を後世に伝えるための重要な財産となっています。

 

自然に囲まれた静かなたたずまいは、小江戸川越を代表する歴史的建造物です。歴史に触れて、徳川家のルーツに思いを馳せ、心静かに時を過ごすことができるのも川越の観光ならではかもしれません。